自分の滑走路を作る1

PHASE 0

自分時間がほしい理由を、最初に深掘りする

ただ空いた時間を探す前に、まず「自分は何のために時間を作りたいのか」を見ていきます。

子育てをしていると、
「自分の時間がほしい」と思う場面は、何度もあります。

朝から子どもの準備をして、仕事や家事をして、帰ってきたら夕飯、お風呂、寝かしつけ。

やっと少し静かになったと思ったら、もう自分も疲れ切っている。

そんな日が続くと、 「自分の時間がほしい」 「少しでいいから、自分のことを進めたい」 と思うのは、自然なことだと思います。

でも、ここで少しだけ立ち止まって考えたいことがあります。

それは、その自分時間を、何のために使いたいのかということです。

自分時間は、ただの空き時間ではない

この教材で考える自分時間は、ただ余った時間のことではありません。

もちろん、静かにコーヒーを飲む時間。
誰にも呼ばれずにぼーっとする時間。
本を数ページだけ読む時間。
散らかった頭を整理する時間。
今日の気持ちを少しだけ書く時間。

そういう時間も、とても大事です。

ただ、今回このフェーズで扱いたいのは、それとは少し違います。

ここで見つけたいのは、
この先の人生で、ちゃんと育てていきたい自分のテーマです。

忙しい毎日の中でも、少しずつ成長していきたいと思えるもの。

子育てや仕事に追われても、心の奥では消したくないもの。

「本当は、これを進めたい」
「これを続けられたら、自分の人生が少し前に進む気がする」

そう思えるものを、ここで探していきます。

なんとなく時間がほしいだけだと、続きにくい

「自分時間がほしい」

この気持ちは、とても大事です。

でも、ただなんとなく時間がほしいだけだと、忙しい日にはすぐに流されてしまいます。

子どもがなかなか寝ない日。
家事が残っている日。
仕事で疲れ切っている日。
スマホを見ていたら、いつの間にか時間が過ぎていた日。

そういう日は必ずあります。

そのときに、目的がぼんやりしていると、 「今日はいいか」 「また今度でいいか」 「どうせ続かないし」 となりやすいです。

でも、自分の中に戻る場所があると、少し違います。

「自分は、このために時間を作りたかったんだ」

そう思い出せるものがあると、一度崩れても、また戻ってきやすくなります。

図解|なぜ最初に目的を深掘りするのか

同じ15分でも、目的があるかどうかで続けやすさが変わります。

目的があいまいなまま

  • なんとなく時間がほしい
  • 忙しい日に流されやすい
  • スマホや家事で消えやすい
  • 崩れたときに戻りにくい

本気の動機がある

  • 何のための時間か思い出せる
  • 小さくても進めやすい
  • 崩れても戻る理由がある
  • 自分との約束になりやすい

他人に決められた義務は、続きにくい

他人に決められた義務は、続きにくいです。

「やりなさい」と言われたこと。
「普通はこうするべき」と思っていること。
「みんなやっているから」と選んだこと。

こういうものは、忙しくなると、どうしても苦しくなりやすいです。

でも、自分で選んだものは少し違います。

それは、誰かに押しつけられた義務ではなく、自分との約束に近いものです。

自分は、これを進めたい。
この時間を使って、少しずつ成長していきたい。
これを続けられたら、自分の人生が前に進む気がする。

そう思えるものには、不思議と、また戻ってこられる力があります。

自分で選んだものは、続ける力になりやすい

これは、心理学の「自己決定理論」という考え方でも説明されています。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、言いたいことはシンプルです。

人は、誰かにやらされていると感じる行動よりも、
自分で選んでいる、
自分にとって意味がある、
と思える行動の方が続けやすい。

同じ「朝に15分使う」でも、

「朝活した方がいいから、やらなきゃ」
と思って使う15分。

「この時間で、自分が本当に進めたいことを少しだけ進める」
と思って使う15分。

この2つでは、重さが全然違います。

だからこの章では、ただ時間を作る方法を考える前に、まず 「自分は何のために時間を作りたいのか」 を見ていきます。

本当にやりたいことは、すぐ出てこなくて大丈夫

とはいえ、 「本当にやりたいことは何ですか?」 と聞かれて、すぐに答えられる人ばかりではありません。

特に子育て中は、自分のことを後回しにする時間が長くなりやすいです。

子どもの予定。
家のこと。
仕事のこと。
明日の準備。
保育園や学校のこと。

毎日、考えることが多すぎます。

だから、自分のことを聞かれても、すぐに言葉が出てこないことがあります。

それは、やりたいことがないからではありません。

ただ、しばらく奥にしまっていただけかもしれません。

なので、このフェーズでは、すぐにきれいな答えを出そうとしなくて大丈夫です。

少しだけ粘って、自分の中にあるものを見ていきます。

やりたいことは、ひとつに絞らなくていい

ここで大事なのは、やりたいことを最初からひとつに絞らなくていい、ということです。

副業をしたい。
学び直しをしたい。
体を鍛えたい。
発信をしたい。
資格を取りたい。
趣味をもう一度始めたい。
いつか本気で挑戦したいことがある。

そういうものが、いくつも出てきても大丈夫です。

むしろ、最初はたくさん出した方がいいです。

大事なのは、やりたいことを減らすことではありません。
順番を整えることです。

図解|やりたいことは、減らさずに順番を整える

全部を同時にやろうとせず、今の生活に合わせて並べていきます。

1
今すぐ進める 今の生活でも少しずつ動かせるもの
2
土台が整ってから 収入・睡眠・時間が整ったら進めるもの
3
いつか本気で 心の奥で消したくないもの
4
今はやらない 捨てずに、いったん後ろに置くもの

まずはブレインダンプで全部出してみる

ここで使うのが、ブレインダンプです。

ブレインダンプというのは、頭の中にあるものを、整理せずにいったん全部外に出すことです。

きれいに書こうとしなくて大丈夫です。

思いついた順でいいです。
文章になっていなくても大丈夫です。
同じようなことが何度も出てきても大丈夫です。

まずは、 「本当はやりたいこと」 「いつかやりたいと思っていたこと」 「今のままでは終わらせたくないこと」 「心の奥で消したくないこと」 を全部出してみます。

そのあとで、順番を整えます。

例えば、私の場合

私の場合で言うと、まず大きく出てきたのは、シングルファーザーとして、時間にとらわれない働き方を手に入れることでした。

そのために、まずは副業作業に時間を使う。

収入の土台が少しずつ整ってきたら、次に、自転車競技のマスターズ選手権に出場する。

そして、そこで優勝して、世界選手権に出場するためのトレーニングを始める。

こういう順番です。

どちらも本当にやりたいことです。

でも、今すぐ全部を同時に進めようとすると、生活が崩れてしまいます。

だから、まずは書き出す。
並べる。
今の生活の中で、どれから進めるかを決める。

やりたいことを諦めるのではなく、順番を整える。

この感覚が大事だと思っています。

目的は途中で変わってもいい

ここで決めた目的は、この先ずっと変えてはいけないものではありません。

生活は変わります。
子どもの年齢も変わります。
働き方も変わります。
自分の体力や気持ちも変わります。

だから、最初に書いた目的が、あとから変わることは普通にあります。

でも、それでも最初に本気で探す意味はあります。

なぜなら、今の自分が何を大事にしたいと思っているのかを、一度ちゃんと見にいくことになるからです。

完璧な答えを出すことが目的ではありません。

今の自分の言葉で、今の自分が進めたいものを見つけること。

それが、このフェーズの目的です。

自分時間は、未来の自分を育てる時間

自分時間は、ただ空いた時間ではありません。

誰かのためだけに使っていた時間の中から、自分の人生を少しずつ前に進めるために取り戻す時間です。

親としての自分も大事です。
仕事をする自分も大事です。
家のことを回す自分も大事です。

でも、それだけではなく、これから育っていく自分もいます。

この先の人生で、ちゃんと育てていきたい自分のテーマ。

それを見つけるために、まずは「なぜ自分時間がほしいのか」を深掘りしていきます。

専用ワークで入力すること

記事を読んだあとは、専用ワークで実際に書き出していきます。

今回のワークでは、次のようなことを整理します。

  • 今、自分時間がほしいと思ったきっかけ
  • 自分時間がないことで、何がつらくなっているか
  • 本当はやりたいことのブレインダンプ
  • 出てきたやりたいことの一覧化
  • 今すぐ進めたいこと
  • 少し土台が整ってから進めたいこと
  • いつか本気で取り組みたいこと
  • 今はまだ手を出さないこと
  • まず1番目に進めるテーマ
  • そのテーマをやりたい理由
  • それができるようになると、何が変わるのか
  • それが変わることは、自分にとってなぜ大事なのか
  • 15分だけ使えるなら、何をするか
  • 30分使えるなら、何をするか

すべてを完璧に書く必要はありません。

ただ、ここは少しだけ粘ってみてください。

このフェーズで見つけたものが、このあとの夜の整理、朝の使い方、日中の見直しの土台になります。

図解|記事を読んだ後の流れ

WordPress記事は考え方を理解する場所。入力と保存はGoogleフォーム・スプレッドシートで行います。

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読み終えたら次にやること

ここまで読めたら、次は「自分時間の目的深掘りワーク」に進みます。

ワークでは、Googleフォームを使って入力していきます。

一度で全部書き切らなくても大丈夫です。Googleアカウントにログインした状態で入力すると、回答途中の内容が下書きとして保存される場合があります。

ただし、最後まで書けたら、必ず送信ボタンを押してください。

送信後、回答内容が保存されます。

ワークに進む前に

きれいな答えを出そうとしなくて大丈夫です。
今の自分が、何を進めたいと思っているのか。
何を消したくないと思っているのか。
どんな自分を育てていきたいのか。
そこを見にいくつもりで、書いてみてください。

次にやること

ここまで読んだら、専用ワークで「自分時間がほしい理由」を書き出していきます。

完璧に書く必要はありません。今の時点の言葉で大丈夫です。

Googleフォームで入力し、送信後の内容は保存されます。 一度で全部書き切らなくても大丈夫ですが、最後まで入力できたら必ず送信してください。

自分時間の目的深掘りワークを開く

※Googleフォームが開きます。途中で閉じる可能性がある場合は、Googleアカウントにログインした状態で進めることをおすすめします。

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